Dr. Shyam Ranganathanとは・・?
Dr. Shyam Ranganathan
シャムランガナサン博士は、インドの倫理哲学、特にヨガの分野を変えた研究者です。ランガナサン博士は、哲学の翻訳をテーマとして哲学の博士号を取得し、サンスクリット語からパタンジャリの『ヨーガ・スートラ』を翻訳しました(Penguin 2008)。
この研究は、20年以上にわたるヨガの基本的かつ古代哲学の研究の基礎となりました。
またYoga Philosophyという組織を立ち上げヨガの哲学を広く紹介しています。
博士は、哲学の研究者、学者、作家、教師であり、また、インドの道徳哲学の無視されてきた伝統の専門家でもあります。
この伝統は、ヨガを含め、どのように生きるか、何を目指すか、何を大切にするかといった実践的な問題を取り扱っています。
ヨガやインドの伝統の多くの指導者、またインドの知的伝統について執筆する西洋の学者の大半とは異なり、ランガナタン博士は哲学の訓練を受けた学者であり研究者であり、多くの査読付き学術作品の著者、編集者、翻訳者でもあります。 ランガナタン博士の専門分野は以下のとおりです。
倫理学/道徳哲学および政治哲学
言語哲学
思考の哲学
宗教哲学、そして
アジア哲学(特に南アジア哲学)
彼の研究は、西洋化された世界において非西洋の伝統がどのように疎外されているかを理解すること、BIPOCの哲学の伝統が植民地主義のプロセスを理解し、植民地主義から脱却し、前進するための代替案を提供する方法に役立つかを理解することに重点を置いています。
1990年代に大学院の研究を始めたとき、学者の間で支配的だったオリエンタリズム的な見方は、インドの思想家は倫理的問題についてあまり書いていないというものでした。この神話の起源を哲学の翻訳に関わる問題のある一般的な前提(分析哲学と大陸哲学の両方で長らく支持されてきた)にまでさかのぼり、多くの査読付き論文(『Ethics and the History of Indian Philosophy』MLBD 2008年および2017年、『Ethics』1 E-PG Pathshala、『Bloomsbury Research Handbook of Indian Ethics』2017年、『Hinduism: A Contemporary Philosophical Investigation, Routledge 2018---and numerous scholarly articles in prestigious volumes) ランガナタン博士の研究は、インド哲学、翻訳研究、ヨガに関する文献を一変させました。それ以来、文献はもはや一様に東洋主義の古い神話を支持することはなくなりました。
博士論文では、哲学(翻訳の正確さ、研究対象への世界観の投影による問題の回避)をテーマに執筆し、西洋(特に分析)哲学の現代的な論文として、研究結果をパタンジャリの『ヨーガ・スートラ』のサンスクリット語からの翻訳(Penguin 2008)に応用しました。
ランガナサン博士は、パタンジャリの『ヨーガ・スートラ』で述べられているヨガの実践者であり、学者でもあります。彼はインドの瞑想哲学(ヨーガ、仏教、ジャイナ教)について幅広く執筆しています。哲学と批判的思考に関する著書では、インドと中国の伝統から幅広く引用し、哲学の学問を教示しています。彼は、トロントのヨーク大学、ヨーク・アジア研究センターの哲学部のメンバーです。Yoga Alliance Continuing Education Provider(YACEP)/E-RYT500指導者