🏓FAQ:フラッシュカードが使われる理由
質問:児童教室で、先生が絵の描かれたカードを発音しながら次々と子どもたちに見せることがありますが、ピンポン学習のカードも同じ要領で見ればいいのですか?
回答:ネイティブの子どもにはフラッシュカードを使って教えることが多いですが、それでは脳がすぐに退屈してしまうかもしれません。自分でテンポよく進める方が、飽きずに楽しめます。
🏓FAQ:こんなシンプルな英語でも通じますか?
質:何かを指すとき、「This is ~」を使う必要があると思っていましたが、「a ~?」だけでも相手に伝わるんですね。また、答える際も「Yes」だけで十分なんですね。
回答:英語の質問や返答の文法は実際にはかなり複雑です。中高で学ぶ英語をしっかり覚えれば対応できるかもしれませんが、それを知らない赤ちゃんは早い段階で「語尾が上がると質問になる」という仕組みを理解します。また、「語尾が上がる質問」は脳に強く印象を与え、無視しにくい特性があります。そのため、通常の質問よりも効果が高くなります。この仕組みによって、ピン(質問)とポン(返答)のリズムが自然と身につきます。さらに、文法を覚えるより先に、ポン(返答)ができればピン(質問)もすぐに言えるようになるのです。
🏓FAQ:これで十分なのか心配
質問:早く終わってしまい、これで十分なのか心配になりました。
回答:赤ちゃんとして日本語を覚えたとき、「日本語の時間」と決めて数時間勉強していたわけではないと思います。言葉を覚えるには一回あたり1分程度の短い時間でも十分であり、むしろ最適です。専門家の研究でも、そのほうが効果的だと証明されています。
[質問者] ご返信ありがとうございます! だからピンポン学習なんですね! 学習法の名称自体がすでに答えになってましたね😅
🏓FAQ:カードをめくるスピード
質問:どのくらいの速さで次のカードをめくったらよいでしょうか? 「めくる→音声を聞く→声を出す→次のカードをめくる」の流れは4~5秒くらいかと思いましたが、もう少し時間をかけるべきですか?
回答:頭で覚えるには長い時間のほうがいいでしょうが、ピンポン英会話では「頭で覚える」のではなく「耳と口で覚える」ことが大切です。一枚一枚のカードを長く見すぎると脳が退屈してしまいます。楽しい卓球ゲームのように次々と進みましょう。脳が飽きるとよくないので、スピード感を楽しみましょう!
🏓FAQ:Yes, I do. と Yes, I am. の使いわけを覚えなくても…
質問:これまでは、返事に「Yes, I do.」や「Yes, I am.」など、Yesの後に何を付けるべきか迷うので困っていましたが、ピンポン学習に出会えてとても良い学びになりました。
回答:ありがとうございます。一生懸命「どちらが正しいのか」を考えるのは、とてもストレスになると思います。それで英語がつらくなっても無理はありません。ピンポン学習では、「どちらが正しいか」に悩むのではなく、「聞かれたら答える」ことに集中してほしいと思います。これは赤ちゃんが言葉を覚える上で重要なポイントです。
また、ピンポン英会話では主にYesの返答を練習します。Noで答える文法は複雑なので、「ここはYes? それともNo?」と悩むことは避けてほしいです。実際の会話では、Noと言いたいときは「No.」だけで十分伝わります。まずは「Yes, ~」の答えを身につけることで、英語を自然に習得していきましょう!
🏓FAQ:音声を聞きながら話すのですか?
質問:カードの音声を聞きながら言うのがよいのでしょうか? それとも、音声を聞いた後に言ったほうがよいですか?
回答:カードの音声を聞いて、真似して言うことがポイントです。聞いてから言ってもいいし、聞くのと同時に言っても構いません。大切なのは「聞いて言う」という動作を繰り返すことです。脳よりも耳と口を使いましょう!
🏓FAQ:絵があったほうが…
質問:絵があったほうが、わかりやすいのではないでしょうか?
回答:ご提案ありがとうございます。いろいろと試してみたのですが、絵があるとそちらに注意が向いてしまうため、「音」に集中できるように工夫しています。ピンポン英会話は一見とても簡単に思えますが、少しでも注意が逸れるとうまくいかないような仕組みになっています。音だけに集中することで、退屈する間もなく、ゲーム感覚で楽しく取り組めます!
🏓FAQ:暗記が苦手です
質問:私は暗記が苦手で、覚えたことをすぐ忘れるので、ピンポン英会話は無理でしょうか?
回答:覚えられないのは、むしろ「忘れる回数」が足りないからです! 赤ちゃんは何かを覚えてもすぐに忘れてしまいますが、忘れたことさえ気にせず、何度も繰り返して覚えていきます。一方、大人は忘れるたびに「自分は頭が悪い」「英語なんて無理」「もう嫌だ」と考えてしまい、それが心の大きな壁になってしまいます。でも、暗記する必要はありません! ピンポン英会話は、プレッシャーを感じることなく、「忘れて覚える」を繰り返す仕組みで作られています。「飛んでくる英語を返す」ことに集中するだけで、自然と身についていきます!
🏓FAQ:フラッシュカードが使われる理由
質問:言語学の根拠はありますか?
回答:言語習得は、赤ちゃんが持つ6つの特性と環境を活用すると、驚くほどスムーズになります。この特性は、大人にも応用可能です。
柔軟で意欲的な姿勢
好奇心を持ち、新しいことに挑戦する柔軟さが学びを加速させます。
個別のサポート
適切なアドバイスや励ましをくれる存在が、学習の大きな助けになります。
成長マインドセット
「努力で伸びる」と信じ、失敗を恐れず挑戦する姿勢が重要です。
許容的な環境
間違いや失敗を歓迎する環境が、成長を促します。
真剣な学びの姿勢
遊び感覚ではなく、重要なスキルとして真摯に取り組みます。
複数スキルの同時習得
言語や運動、社交スキルなどを並行して学ぶことで、総合的に成長します。
これらを取り入れることで、英語学習がもっと効率的に、そして楽しくなります!
レイチェル・ウー:カリフォルニア大学リバーサイド校の心理学准教授、生涯にわたる認知の老化と学習について研究家
SOURCE : https://www.universityofcalifornia.edu/news/what-infants-can-teach-adults-about-learning